カナかな団の躁鬱

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日記

70 自尊心

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2001年08月01日 20時52分
【自尊】
自ら尊大にかまえること。うぬぼれること。
【自尊心】
自尊の気持ち。特に自分の尊厳を意識・主張して、他人の干渉を排除しようとする心理、態度。

おお、なんと素晴らしい正論だ、私のこのスマートでカッコイイ意見。反論できまい。はっはっはっ。高笑い。世の中に私に敵う論客などそんざいせんわっ。なはなはなは。笑い。

と、声高に叫んでいたら、「あのう、そこ間違ってますよ。」と指摘され、途端に耳まで赤くなることが間々あるのでございます。それまでの自分を全否定されてしまったかのようで、まさしく自尊心が傷つけられたというような状態です。

と、とりあえず、何か言い返さねば……、慌てふためきしどろもどろで言い訳のような、ごまかしまようなセリフを吐いてはみたものの、見解や意見の相違ならともかく、誰の目にも明らかに間違いであるものの弁明など出来ようもなく、怒りに燃え上がったまま退場するのでございます。

そんな間違いなら、こそっと耳元で囁いてくれれば良かったのに、とは思うものの、公の場で思いきり「間違い」を指摘されてしまったのでございます。<!-- もちろん声高に吠え続けていなければ、余計な恥をさらすこともなかったのでしょうが。 -->

自尊心を保ったままでいようとすれば、自分に嘘をついてでも、言い訳、弁明、虚しい反論を続けなければ、足元からがらがらと崩れていくような気がしたのでございます。

では、どうしたら良かったのでございましょうか。

明らかな間違いを指摘されたのなら、謝意を示すのではなくて、謝辞を述べ、自らのその部分に関する無知を認めてしまうのが良かったようにも思えるのでございます。ただ、感謝の意を表わしてお終いでよかったようにも思えるのでございます。

本論の内容についての反論や違う意見ではなく、単なる表記方法についての間違いの指摘だったのですから、それは粛々と受け止め、以後改めればそれで良かったように思えるのでございます。

その上で、内容についての批判には、改めて臨むということにすれば、自尊心の傷を最小限に食い止めることができたのかな、と思うのでございます。


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