カナかな団の躁鬱

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日記

198 銭湯千尋の髪か櫛

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2001年09月25日 03時16分

ということで、行きました。「千と千尋の神隠し」ですが。一家四人でお出ましであります。受付で聞くと、夏休みから上映してるというのに、未だ満席になるという、はあ、人気あるのですね。

仕方ないので開場40分程前から、並ぶことに。娘2号(小学3年)と3号(2歳)は女房に買ってもらったチョコレイトの取り合いで泣き出す始末。せめて、上映中はおとなしく見てろよ。

娘3号はタダなので、私(首領)が抱きます。あ、しまった。泣き出したりしたら、私(首領)が連れて出ることになるじゃないか。ううむ、女房のやつ、考えたな。ちなみに娘3号は、初の映画館です。どんな反応をすることやら。

と、父の心配を他所に、娘3号は予告編の間、何やら感想を述べまくっていましたが、本編が始まると同時に押し黙って、真剣に見ています。おお、ヨキカナ。そういや、ビデオでも宮崎駿モノは黙って見てるんだよな。トトロを始め、ハイジやもののけ姫なんかでも、よーく見てるもんな。何か、子供を引きつけるポイントがあるのかしらん。

結局娘3号は途中熟睡しまして、後半になって起きましたが、文句も言わず、真剣にスクリーンを注視しておりました。もちろん娘2号は、クラスの皆と同じものを見たという満足感に浸っていたようで、なにより。

さて、肝心のお話ですが、うーん、おもしろいのでしょうね。たぶん。見た直後は、どうも消化不良というか、不発弾という感じもしたし、トトロの方が良く出来ているじゃん、てな感想まで抱いてしまったのですが、時間が経ってみると、まあそういう映画なのだなという気もします。

そういう映画ってのは、見ている間もふと感じたのですが、よく見る「夢」に似ているのです。ああいう建物や景色、シチュエーションが、迷子になる夢や、知っていそうで知らない所へ行く夢、不条理で解説できそうで出来ない夢に似ていたのです。そしてそういう夢を見たあと、不条理さをなんとか咀嚼しようと(そのままだと悲しくて涙が止まらないので)、覚醒していると知りながら、強引に夢の続きを考え、とってつけたような解決を加えたりするのですが、まさしくその感じの映画のように思えました。

千尋がどう成長するかとか、ストーリーとか関係なしに、あの旅館というか湯屋(廊下とガラス窓)、あの海、景色、そして電車に乗ることが夢の本質で、それ以外はどうでもいい(覚醒してからの付け足しの)ような気がしたのですが……。

次はプロジェクトG4だあっ!!(予告)


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