カナかな団の躁鬱

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日記

91 通学

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2001年12月17日 15時57分

上の娘は小学2年生である。つまり小学校へ通っているわけだが、これを通学という。学校へ行くことを『登校』、学校から帰ってくるのは『下校』である。さて、登校は集団で行われる。これを『集団登校』と言う。子供会の各班ごとに1〜6年生が集まって、まとまって登校するわけである。娘も、ここに混じって楽しく登校しているのである。

授業が一通り終わると下校である。こっちは集団下校とはいかない。1〜6年生までが同時に授業を終了することがないかぎり、まとまって下校するのは難しいからである。ここで問題が発生する。娘と同じ班に属する2年生は数人いるのだが、あいにく同じクラスには一人もいないのだ。しかも、娘のクラスはほぼ定時で終了するのに対し、同学年の他のクラスは、どういうわけか延々授業が続き(信頼できないスジによると、説教たれているという噂だが……)、とてもそれを待って一緒に帰ることなんかできない。よって、彼女は同方面へ帰る同じクラスの他の班、或いは子供会のクラスメートと一緒に下校することになる。ところが、またここで問題が発生する。そのクラスメート達と、娘が通るコースが微妙に違うのだ。どう微妙なのかと言うと、道路の右側と左側の違いだけ(!)なのだが、娘はどういうわけか右側を希望していて、彼らは左側を歩きたがるというわけだ。結果、娘は一人で下校してくることになる。

で、一人でとぼとぼと歩いて帰ってくるのかと思いきや、そうでもない。やたら道草を喰いまくる。しかも、文字通り『道草』で歩道の脇の雑草なんかをしげしげと眺め、考え込んでたり、やおら、スキップを始めたりして、うーむ我が娘ながら『馬鹿』なんじゃないのかと思えるほどである。

ところが、本日、彼女が数人のクラスメートと供に道路の左側を歩き、なおかつ曲がるべき交差点を過ぎても、まだ意気揚々と歩いているのを目撃。不思議に思ったが、そのまま待っていると、彼女は図工で作ったらしい王冠を被り、得意げに裏口から帰ってきた。曰く「今日は遠回りしちゃった。あっちからでも帰って来られるんだよ。」だそうで。いや、それだけの話なんだ、うん。


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