カナかな団の躁鬱

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日記

838 祝・アジア杯優勝

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2004年08月09日 17時11分

そういうわけで、サッカーアジア杯決勝は、日本が中国を 3-1 で下し、日本の優勝ということになりました。まあ、2 点目の中田浩二のゴールが『ハンド』に見えなくもないとか、色々ありましたが、両国にとって喜ばしい結果ではなかったかと。

これ、万が一中国が勝ってしまった場合、おそらく収集のつかない状況が発生した可能性もあったわけで。

人間、敗けたら意気消沈するのがモノの道理で、稀に意気消沈せずに八つ当たりしちゃう人間もいたりしますが、多くは意気消沈しちゃうのであります。反対に、勝てば当然意気揚々とするわけで、高揚し、興奮しちゃうのであります。興奮は興奮を呼び、大変なことになることもあるのであります。

そもそも、『小日本』ごときに敗けるはずが無い、狡い手段で勝ち上がってきた『小日本』、人の領土を勝手に蹂躙する『小日本』に、『大中華帝国』の偉大さと、強さを思い知らしめてやる、という思いで決勝戦に挑んでいるわけであります。そのまま、勝ってしまったら、「どうだ、やっぱり我々は偉大だ。世界の盟主たる中国の偉大さ思い知ったかっ」てなことで、日本サポーターに『思い知ったか』攻撃、盛り上がった群衆は街に繰り出し、大騒ぎ。サッカーに関係なかった人々もやってきて、おそらく自動車はひっくり返すは、ガラスは割るは、揚子江には飛び込むは、カーネル・サンダースの人形が黄河に投げ捨てられるは、果ては天安門広場でお祭り騒ぎ、てなことになって、アジア杯優勝なんてのは何処かに吹っ飛んでしまって、暴動→民主化運動広がる→内戦、なんて可能性もあったわけで。<!-- 民主化云々はともかく、北京でのオリンピック開催が危ぶまれ、中国共産党の面子まる潰れなんて危惧はあったように思う -->

が、しかし実際には、敗けて意気消沈した大多数は、そんなお祭り騒ぎになるはずもなく、一部の八つ当たり派が、ちょっと騒いだだけで済みました。しかも、決勝戦でも『小日本』は小狡い手段で勝ったんだ、と国民は思いこんでおり、プライドはそのまま、なおかつ暴動が防げる一石二鳥のストーリー展開だったのであります。

おそらく、党本部が望んだ通りのストーリーになったのではないかと。

勝利して大騒ぎ→暴動になる可能性は、日韓ワールドカップで、日本が決勝トーナメントで初勝利をもぎとった時、渋谷で何があったかを思い出せば、在りえないことでもないと思うのであります。


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