アバウト★ツ〜リング

SUZUKI 80thアニバーサリーらしい

2000/07/15
スタート前、まだ暗い
スタート前、まだ暗い

スズキがいつのまにか80周年らしい。特別スズキファンってこともないのだが、オーナーズクラブとして招待を受けたらしいので、能登遠征の前哨戦として参加することにしたのであった。
前日の仕事が長引き、事務所を閉めたのが午前0時。これから寝たのでは、予定時間に起きることも難しい。あきらめて、出発の準備にとりかかることにした。準備といっても、日帰りのツーリングである。あいにく空模様は心配であるが、それだってレインウェア1着だけのこと。小さめのリュックに詰め込み、サマージャンパーにジーンズで玄関先へ。ここで、靴の選択に少々迷ったが、結局、一番軽い、もう十数年は経ったであろうライディングシューズを選ぶ。

首都高速八潮PA
首都高速八潮PA

ガレージのシャッターをゆっくりと開け、雨に備えて前日に念入りにワックスをかけたSVを引きずり出す。午前3時。法定速度を念頭に置いた予定表からは30分以上遅れそうだ。SVを通りまで押していくと、明け方とはいえ、夏の夜だ。うっすらと汗がにじんでくる。チョークを引き、おもむろにセルスタータを回す。眠りからさまされたのが、しゃくにさわるのか、SVは軽くくすぶりながら、唸り声をあげた。ここから、最初の休憩地点、八潮PAまで80km弱。時計は3時半。
常磐自動車道水戸ICでチケットを受け取ると、SVと私は、ただ空気を切り裂く物体へと化した。

東名高速海老名SA
東名高速海老名SA

八潮PAを出て、本格的に首都高へ入る。午前4時。こんな時間だってのに、クルマが多い。路面の継ぎ目に辟易しながら、環状線をぬけ、高速3号線へ。用賀ランプをぬけると、やけに広い東名高速となった。あたりは充分明るくなり、西へ向かうバイクもちらほらと現れはじめる。たんなるストレートにうんざりしはじめたころ、海老名SAの看板。
SAの中は、ほぼクルマで埋まりかけていて、そのところどころをバイクが占拠している。やけにスズキ車が多い、というよりスズキ以外のバイクが見当たらない。皆、浜松まで行くのだろうか・・・。
駐車場のどんづまり、奥の奥に陣取っているSV達を発見。すでに何台か集まっている。時刻は5時15分。

東名高速冨士川SA
東名高速冨士川SA

どういうわけか色分けして駐車してあるSVを眺めながら、全員の到着を待つ。最後の最後にようやく会長が現われ、天気を心配しカッパを着るかどうかで悩んだが、雨が降ってから考えるってことで、5分押しの予定で海老名を出発。総勢10台のSVは一路西へ。時間もあるし、おとなしく並んで走るのかと思ったが、本線へ入れば、ほぼ無法地帯。最速のライダー決定戦のようであった。東名は順調に流れ、ときおりバイクを見かけるが、やはりスズキ。今この瞬間、東名高速でのシェアは100%近いのではなかろうか・・・。
予報された天気は雨。途中、風が雨の気配を運んではくるものの、ぽつりとも降らずに、富士川SAへ。どうやら、このまま天候は持ちそうだ。

東名高速三方原PA
東名高速三方原PA

富士川SAもスズキ車の群れ。富士川SAを出ると、RFやらTL軍団が走っている。ちょうどいいペースメーカーなので、TLの後にくっついてしばらく走行。シルエットは似ているので、そのまま紛れ込んでしまおうかと思ったら、TLの後続が追いつき、お前は違うっとけちらされてしまう。三方原PAで再度集合して、ここから、浜松西までは、集団で走行。IC出口で、数が勘定できない係員のおかげで少々待たされたが、無事通過、地元オーナーズと合流。関西組が来ないのが気になったけど、あっさり見捨てて、現地「渚園」へ。

アニバ〜サリ〜会場
アニバ〜サリ〜会場

日頃どこに隠れていたのか、会場はスズキ車の山。ま〜、古いのから最新のまで、よくも集まったもんだ、はは。いちお、SVOCのテントも末席に用意されていて、これまた用意された飲物を飲みながら、だらだらと過ごす。が、とにかく暑い。雨よりはマシかもしれないが、芝生の上でこの暑さは耐えられんっ。
各ショップのガレージセールもあったが、ちと食指が動くものはなし。
8耐チームの紹介やら、各オーナーズクラブの紹介やら、イベントがこなされ、特別枠でSVOCの結成式となり、奇声を上げ、無事終了。

掘り出し物を早速装着する会長
掘り出し物を早速装着する会長

いや、それにしても変わったオーナーズクラブが多い。スズキだからかなぁ。最新のバイクは、SVと隼くらい。絶版車友の会のようだ・・・。

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