カナかな団の躁鬱

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日記

850 日本プロ野球のストライキ

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2004年09月18日 14時44分

まあ、プロ野球が好きではないので、門外漢の戯言でしかありませんが。

正直言って、2 リーグに拘る理由が分かりません。日本シリーズやオールスターとかいった、お祭りのためなのかも知れませんが、そんなもの、無くてもいいと思うし、どうにでもなるように思えます。だいたい 1 リーグ 6 球団ずつなんてのは、少な過ぎます。そんな小集団で争ったところで、ほぼマンネリの内容になるに決まってます。命ギリギリ、プロ根性が見えたぜっっっ、なんて試合になるはずもなく、解説が無かったら、サッパリつまんねー試合でしかありません(そもそも野球って緊張感薄いし)。

まあ、1 リーグ 12 球団以上で、総試合数を減らし、1 ゲームの比重を高めていったほうが面白いし、もっと各地方にフランチャイズすべきでしょう。日本シリーズは、この際止めてしまいましょう。どうしてもお祭りがしたかったら、メジャーリーグと銀河シリーズ(既にワールドシリーズは存在するので)でもやったら好いのではないかと。

とゆーよーな戯言はともかく、日本プロ野球は史上初のストライキに入りまして、言うなれば交戦状態にはいったわけで、それは " 切ってはいけないカードを切ってしまった " という見方もあるようです。

ストっていうのは、自分たちの要求を通すために実施をちらつかせるというのが正しいやり方なのですよ。ストをやれば、両者とも痛い思いをするからでして。

ただ、一度もやったことがなければ、どんなに痛いのか双方とも分からないということもありますし、振り降ろされない拳は、痛くも痒くも無いのです。

大リーグボール 1 号、2 号が有効なのは、実際に構えたバットを狙ってくる、実際にホームベース上でボールが消えるという事実があったからこそ、効果があったわけで、そういう事実が無ければ何の効果もなかったでしょう。(構えたバットに当たるかもしれない、ボールが消えるかもしれないという、バッターの焦りを誘うので、投球の組み立てとしては、大リーグボールを連発しなくてもよく、たまに混ぜて投げるだけで、十分効果を発揮したのです。)現実には、予測したバットの位置にボールが当たったり、ホームベース上でボールが消えたりするはずは無いので、ピッチャーが「俺には、大リーグボールがある」と息巻いたところで、バッターにとって何の脅威にもならないのと同じです。

<!-- もっとも、絶対にデッドボールにならない荒れ球のピッチャーが、どの程度恐いかという問題も有るなあ。似たような状況から痛みを類推し、痛みを予測することは可能で、なおかつ、現実の痛みよりも過大に想像していた場合は、その痛みが現実化した際、さほど脅威では無かったなんてことも有り得るわけで、そうなると現実化させない方が、より効果的なんてことも考えられますねぇ……。-->

つまり、一度くらいは実行してみせなければ、その効果は、いずれ期待できないものになってしまうのであります。ただし、ストライキというのは、この場合、選手会にとって唯一の武器であり、かつ最終兵器でもあります。自爆テロみたいなもので、繰り出したら、その後の武器が有りません。この戦争を有利に持っていくための残る作戦は、世論を味方につけるくらいしか有りません。そういう意味では、ヤクルトの古田氏はそこそこ上手に立ち回っていると言えるのかもしれませんが。

まあ、仮に今回のストライキが失敗(その効果はともかく、希望する結果が得られないこと)になったとしても、ストライキを実行したという事実は存在するわけで、次回案件以降なんらかの要求を通す際には、その効果がより高く評価されることになり、つまり振り上げる拳に、より脅威が増すわけで、全くの無駄というわけでもないように思うのですが、どーなんでしょね。

<!-- 「テロには、屈せず」同様「ストライキには、屈せず」なんてコトも有るけれど。-->


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