カナかな団の躁鬱

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日記

842 世の父親よ、一徹たれ

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2004年08月25日 17時26分

子供を一流の選手に仕立てたかったら、世の父親よ、星一徹になるべし。

というか、まあ、野球選手を目指す少年には、『巨人の星』は必読なんだ。そして、野球に限らず、オリンピックで金メダルを獲れるような選手に、子供を育てあげようと思う父親にも、『巨人の星』は必読なんだ。

ナンセンスで馬鹿げた、スポ根漫画かもしれない。しかし、一徹の哲学に学ぶことは多い。例えば、どこまで、どのように子供の面倒を見るか。

一徹は、甲子園での飛雄馬の活躍を、現場に行くことなく自宅で観戦した。そして更に、中日ドラゴンズのコーチとして、飛雄馬に立ち向かった。残念なことに、飛雄馬は完全試合を達成したところで、故障し球界を去ることになるのだが、それでも彼が『星』として輝いたことに違いはなく、それは一徹の育成哲学あってこそなのだ。

ある時期までは、選手にべったり、マンツーマンが大切かもしれない。一蓮托生でも構わない。しかし、真の『星』を目指すなら、それだけでは駄目なのだ。あえて、突き放すのだ。なおかつ、選手の前に、敵として、超えるべき壁として立ちはだからねばならない。崖から突き落とされて、這い上がってこそ、一流の選手になるのだ。

いつまでも親子で二人三脚などと、甘ったれるな。敵選手のコーチになり、同レベルの選手をライバルとして育てあげ、世界選手権あたりで対戦させ、子供を打ちのめすくらいの気迫がなけりゃ、駄目だ。そして、父親は、アテネの会場で、大声で応援してたりしちゃいけないのだ。自宅で、卓袱台を前にお茶などすすりつつ、テレビ観戦する。そして、何か話が聞きたくて集まっている新聞記者を一喝するくらいでなけりゃ、金メダルは獲れないのだ。

と、アニマル浜口に伝えてほしい。


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