NANAO OFF-Meeting '98 Summer


嵐のような日々は過ぎた。今回の作戦は失敗だったのか?
何事にも反省は必要である!
オペレーション・キャノンボール@七尾を振り返る。
爆走ツーリング記録最終章だっ!

こうして、'98最大の作戦は、終了した。無事に帰還したので、まあ、作戦は成功したと言えるかもしれない。今回の任務の主眼が七尾にてOFF会で盛り上がるということと、任務遂行後すみやかに帰還するという2点にあったことを考えれば、まずまずの成果をあげたと認識せざるをえまい。ただ作戦行動及び作戦計画そのものにおいて、問題がなかったか検証が必要と我々は考えるものである。 (ヲイヲイ、我々って誰だい) まず、今回の作戦が結果的に、まるで米軍の硫黄島上陸のようなハードなものになってしまった点について考えてみよう。その作戦移動距離に対して、作戦展開時間が短すぎたことがあげられる。任務地との往復距離1000km弱は、2日間での作戦展開としては、長すぎたかもしれない。本来なら3泊4日の日程で、水上温泉で1日、最前線七尾で1日、上高地もしくは軽井沢で1日、水戸帰還で1日という旅程が組みたかったところだ。電光石火作戦という必要性があったのが、残念だ。とはいえ、天候に恵まれたおかげで、最小の遅れですんだのは、不幸中の幸いである。


ほぼノントラブルだった主力戦闘機TT-R

短期間での任務遂行という意味では、主力戦闘機の選択にも無理があった。今回の戦闘機の道を選ばないという機動性は、すばらしいものである。しかし、未舗装路指向に製作された機体は、直線路に弱い。ゆえに高速道路を外れた一般道での移動となってしまった。パイロットの好みとはいえ、ロードスター号も待機していたことを考えると、ベストチョイスとはいいがたいものである。パワーアップ兵器スーパートラップは、山中での作戦展開時には気にならないものだが、市街地ではそのやかましい排気音が、かなりパイロットの神経を参らせた。小排気量戦闘機はエンジンパワーを増幅させても、たいしたことはない。結局足りないパワーはパイロットが補うことになる。しばらく戦闘を離れていたことを考えると、これは最大の問題だったのかもしれない。出発前の整備にて指摘されたチェーンについては、グリスアップしただけで誤魔化したが、案の定、熱のためグリスは乾燥し、消耗が早まってしまった。交換しておこう。


隠密行動不可能排気管スーパートラップ

今回、単独での行動となったが、ソロでのメリットは、自分のペースで走れるという点である。だが、これは逆にペースをつかめなくなるということにもなりうる。また、故障などのトラブルを考慮すれば、単独走行するには相当な経験が必要だ。今回は工具類も標準車載のものだけで、懐中電灯さえ持っていなかったし、予備の部品類も携行していなかった。何もおこらなかったが、ちょっと問題であろう。もっとも、現在の戦闘機は以前のようにトラブルが発生することは、皆無に近くなっているので、よけいな心配かもしれない。次に装備だが、夏ということで、暑さ対策だけを念頭においていたのは、結果的には間違いであった。異常気象のせいかもしれないが、パイロットのレポートにあるように、帰路の谷川岳越えでは気温14℃を記録している。せいぜい22〜23℃を想定した装備では、まさしく米軍の硫黄島上陸作戦さながらであったことだろう。トレーナー1枚、装備に追加するべきであった。


やはり心配の種になった駆動チェーン

荷物は、戦闘機の重量バランスがくずれるのを嫌って、背嚢でパイロットが背負うスタイルとしたが、あまりに長距離のため、体力を奪う結果となってしまった。コピーがめんどくさかったので、地図(マップル)本体を入れたのも、重量増となり、パイロットを苦しめた。全線舗装路だったことだし、きちんと戦闘機に固定するべきだったろう。また、その地図だが、中部北陸版のみ携行し、関東版を持っていかなかったのは大失敗だった。帰路、上信越道が中郷からアクセスできることに気づいていれば、遠回りすることもなかったはずだ。そういえば、谷川岳付近で寒さのため、カッパを装着したが、結局効果は雀の涙ほどであった。本部に帰還して、カッパを脱ぐと、中は水分でびしょ濡れで冷たくなっており、よけい寒さを感じるようになっていたようだ。
以上、今回の反省点をふまえて、次回仙台オフ、もしくは大阪、山口、北海道オフに臨みたいものだ・・・・・・。


作戦本部司令官の感想


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