アバウト★ワークス

んで、ど〜なのよ、オーリンズってば♪「アバウト★ワークス」プロジェクト15

2000/7/8

熱遮へい板をつけました。効果はまあまあ。

あ、さてさて、気になるOHLINSの走りですが、その前に。
リザーブタンクの取付位置がエキパイのスグ上のため、熱が心配です。まあ、走ってるぶんには問題ない(風があたりますから)んですが、停止してると、熱くなったエキパイの熱をモロに受けて、タンクの温度上昇がみられました。
車種によってはこのタンク、エンジンの直後についているなんてのもあって、実際のトコロそんなに温度を気にしなくてもいいのかもしれませんが、いちお、熱遮へい板をつけてみました(図面はこっち)。効果のホドは、それなりにって感じ〜。


黒いのが伸び側のアジャスタ


下のナットは車高調整用

では、試乗です。試乗コースはいつもの峠でございます。とりあえず慣らしの意味もあるので、そうハゲシク乗らないので、それなりのインプレッションす。
走り出してスグその違いはハッキリします。雑誌のインプレッションなんかでは、やたらほめちぎってたりします(ライダースクラブなんてスゴイぞ)が、まあハナシ半分以上だろうとタカをくくっていました。が、ありゃ、たしかに違いがわかります。とにかくスムースです。路面のギャップ等には、しなやかに反応し、初期作動がすごい速い感じ、そう、乗り心地がイイのです。ノーマルのふわついた柔らかさと違い、コシのある動きとでも言うんでしょ〜か。レーシングライクなショックってことで、もっとゴツゴツしたイメージを抱いていたんですが、わずか数百メートルで、それはすっかり払拭されてしまいました。
ノーマルもギャップの吸収性とか悪くはないと思うし、ツーリングペースならノーマルのままでもいいんじゃないかなと思ってましたが、マチガイでした。
ノーマルが姿勢変化をともなう乗り心地の良さとすれば、OHLINSは姿勢の乱れが全くない乗り心地という感じ〜。こりゃ、ツーリングでもベタ〜ですね。


もっとハイグリップなのが必要か?

とにかく乗り心地でビックリしてしまいましたが、なによりもスゴイのは、その安定性ですね。外乱に対しても、またライダーの入力に対しても、一発で収束するという安心感。400特有のちょいフラフラしたハンドリングはカゲをひそめ、超安定志向。それなのに、ライダーのアクションに対しては、間髪入れず応答するリニアな感じ、う〜ん、スゴイ。
問題はないのかっていうと、少々。
流して走っていても、OHLINSの方がより高いコーナリング速度を求めてくるコト。コーナー進入から脱出まで、以前より高い速度域を求めてくるのです。クリッピングからアウトまでは、より安定したRショックのおかげで、アクセルもあけられるのですが、コーナー進入では、ライダーの感覚以上の速度を要求されるので、恐怖心が先立って、速度を落としすぎてしまい、ウマく進入できないのです。なにより、タイヤが負けているような若干不安もありますし。


無造作にガレージにつっこまれ、出撃を待つSV-4s

現状のセッティングだと、2サイクル的なコーナーリング(コーナーのRなりに曲がる感じ)に近く、進入時の安定性はあるけど、ブレーキリリースでバンキング開始するような乗り方にはちょい不向き。伸び側のダンピングをもうちょいソフトにふったほうがよさそ〜です。
なんちゅ〜か、別のバイクになってしまったかのようです。OHLINS、オススメですよぉ〜♪
ところで試乗の途中996に抜かれ、追いかけてたら、ブレーキングから、バンク開始まで、Fフォークのマズさが露呈。D748師に言わせると、あの996は前後OHLINSだからできるワザだという。う〜む。やっぱフロントもOHLINSかなぁ。んでも、Fフォークだけで300k\すんぞ。うはぁ・・・。

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