NANAO OFF-Meeting '98 Summer


OFF会は大盛り上がりだった。そして、不安な一夜は過ぎた。
日本海は見た! 来たからには、帰らなければならないっ!
無事帰宅できるのか?
爆走ツーリング記録復路編だっ!

1998/8/9AM

Maro氏に素晴らしい宿を提供していただき、電気も電話もない夜をすごしました。こんなところで寝られるのか〜、でも、Maroさん一所懸命準備してくれてるし〜、と一同不安な夜だったのですが、カニカニ団のみなさんは夜中も爆発状態で、「Maroさんもここで寝るの?」「そうだよ」「うわ、責任感あるな〜」「森がやってまいりました」4時すぎに就寝となったのでした。懐中電灯の下で眠るのは久しぶりです。朝6時、悪夢と両足のこむら返りで目が覚め、周囲を見渡すと皆まだ寝ているので、表で用を足してから再びスリープモードになりました。朝9時に起きて海水浴のはずだったのですが、起きたのは10時半。ますた〜の電話の声がします。「いやあ、寝る前は不安だったんですが、寝てしまうと、この布団が恋しくて・・・・・」確かにその通りです。Maro様、ありがとうございました。
港でおみやげなどを買い、朝食にしました。半漁仁氏が、月曜日仕事なので、どうしても帰るというので切符を買いに行きました。昨夜は暗くて良く見えなかった七尾の駅です。天気もよく、帰るのがもったいない気がします。
カニカニ団のみなさんは、海水浴に行くというし、Sakaさんも見てみたいので、珠洲へくっついて行くことにしました。往路のゴールは七尾駅でしたが、復路のスタートは珠洲にすることにします。
しかし、この決定は後にとんでもない間違いだったことに気づくのですが、それは次回。ぶっちぎれるかなあ・・・。

港にて ますた〜とたつゆき氏と色々使ってる氏


廃屋満タン荘の朝(たつゆき氏)

お世話になった廃屋まんたん荘

七尾駅とゼンソン号(右)

七尾駅前ようこそ七尾へ


1998/8/9PM

金沢の方で仕事だっていうSaka氏に、わがままを言って仕事をキャンセルさせたカニカニ団の一行は、七尾駅を後にしてさっそうとゼンソン号を出発させました。さて、海水浴だっていうから、すぐ近くの海水浴場だろうと思っていたんですが、カニカニ団御用達ゼンソン号の後についていくと、珠洲80Kmという標識が・・・。がーん。おいおい、今13:00くらいだから、80kmっていうと2時間かかるとして・・・、15:00ちかくになっちゃうぞ。まずいなあ、暗くなってからの高山越えとかは、危険がアブナイ。このへんで勝手にUターンしちゃおかな。でも、急にいなくなると何言われるかわかったもんじゃないしな〜。こりゃ往路と同じルートで戻るのは不可だな。他のルートを検討しよう・・・。の〜てんきに走るゼンソン号とたっつぁんファミリア1号の後を追いながら、僕は復路のルートを考えました。とりあえず、高速だ。アベレージスピードを3桁台に維持するのは、このバイクでは困難だけど、信号がない分楽なはずだ。たしか、北陸道とか上信越道とかあったな〜。往路を検討するときは、全然考慮してなかったけど、よし、それで帰ろう。そう考えるとリラックスして、2台の後をもくもくと走り続けました。途中給油のため一旦休憩し、なんとか珠洲に入ったのですが、ゼンソン号の様子がおかしい。海岸の方へは行かず、戻るような迷走をしています。そして、着いた所は、珠洲駅。半漁仁氏がいよいよ七尾発の電車に間に合わないというので、単独能登線で戻ることになったのでした。海水浴場の方で待っていたSaka氏を強引に呼び出し、これまた仕事を早めに切り上げたMaro氏に速度違反を強要して、珠洲駅で待ち合わせ。そして、こだわりのランチァ・テーマに乗って現れた、海水パンツを昨日からはいているSaka氏とご対面。感激の初顔合わせに、涙しながらも、半漁仁氏の発車の時刻は迫り、15:34万歳三唱のなか、電車は出ていったのでした。僕もまた、ここで帰路スタートとすることにしました。いいっちゅうのに、これまた万歳三唱に見送られて、珠洲駅を後にしました。


のと鉄道能登線 珠洲駅

珠洲駅前 考えたら能登半島の突端だった

去っていく恋路号 手前はSaka氏

さっき来たR249を一路七尾へと向かいます。日本海を左に見ながら、快適なワインディングロードが続きます。バイクでツーリングしてる方も多く、何台かすれちがいました。海岸線の山側には、猛禽類の鳥(ノスリかなあ?)が多く飛んでいて、カラスばっかりになってしまった関東とは、えらい違いで自然の豊かさに感激です。七尾までは車も少なく、巡航速度を3桁寸前にキープして突っ走ります。この勢いなら明るいうちに高速に乗れそうかな。七尾からはR160を氷見〜高岡へ。再び給油のタイミングが近づいてきたので、高岡手前で休憩し、地図でルートの確認、給油地点を検討します。この時点での計画はR8を北上し滑川ICから北陸道にアクセス。上越ICでオフラインして、R18で長野あたりから上信越道にアクセスしようというもの。実際には上信越道は中郷からアクセスできるのですが、今回マップルは中部版しか持参せず、これがまたちょっと古かったため、僕は長野あたりでのアクセスだと思い込んでしまってました。この勘違いが、大変なハードツーリングになろうとは・・・・。ともかく、次の給油地点はなるべくひっぱってR8に乗ってからと決定して、キトキト寿司を右に見て再スタート。R160からR8はなにごともなく通行。R8に入り予定通り給油(18:46)、近くのローソンで軽く食事。R8は広い道で、がんがん流れていました。来るときもこれに乗ればよかった、などと考えながら富山市をすぎたあたりで暗くなってしまいました。冷静に考えたら、計画でさえ12時間かかると読んでいたので、今ここで真っ暗ということは、水戸へ到着するのは日が昇るころになってしまうことに気がついたのでした。オフロードバイクのヘッドライトなんちゅうものは、とりあえずついてます状態で、4輪のそれと比べたら月とスッポン、心細いことこのうえなしです。こうなってくると、大型のオンロードバイクがほしいな〜、なんてことを思いながら、高速をめざしました。日が落ちると肌寒くなってきて、北陸道滑川ICにアクセスできたころには、もう真っ暗闇でした。なんとか高速に乗れたので、もう一度ルート再考しようと、有磯海SAに入りました。コーヒーを飲みながら、かたわらの「みなさまの伝言板」を見ると、カニカニ団からもやし君へのメッセージが書き込まれていました。おそるべしカニカニ団。


万歳三唱の中、発進する(撮影Saka氏)

珠洲駅をスタート(撮影Saka氏)

日本海だ〜っ

氷見市R160にて地図でルートを検討

掲示板だ。


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