カナかな団の躁鬱

つまるところ、日記BBSの過去ログです。各記事の見出し部分のナンバーは記事個別表示のアンカーとなっています。



日記

951 OBJECT って謎っぽい

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年02月01日 16時47分

どうも謎です。

OBJECT 要素は使えるのかというサンプル】で、P 要素内にブロック要素を含む場合のマークアップ例として、


<p>遠足の必需品は、達人、遠足太郎氏によると、
	<object>
		<blockquote>
			<p>アレキサンダー大王のメモによれば、
				<object>
					<blockquote>
						<p>お弁当、おやつ、遠足のしおり、リュックサック</p>
					</blockquote>
				</object>
			とされているのだ。</p>
		</blockquote>
	</object>
そうである。</p>

というような、二重引用を含むサンプルを書いてみたわけですが、どうも変な気が……。

OBJECT に data 属性等、肝心のモノが無いのだから、要素内容を無視してデータを配置することは出来ないため、OBJECT 要素内容を配置するのは好いとしましょう。しかし、そうなると、入れ子になった OBJECT 要素は無視しなきゃいかんような気がするのですが……。

いやいや、入れ子になった OBJECT 要素も、外側の OBJECT 要素内容の一部であると考えられるから、配置される……って、それはオカシイと思うんだけどなあ。

それとも、子要素に直接 OBJECT が現れた場合にのみ、親要素の OBJECT データが解釈できる場合には、子要素の OBJECT 要素は無視されるが、子要素には OBJECT が現れず、孫要素として OBJECT が現れた場合には、どちらも配置しようとするのが正しい解釈の仕方とか。

ちなみに、MacIE5.x では、データが指定されている OBJECT 要素の子要素として、これまたデータが指定されている OBJECT 要素を置いたら、どちらのデータも配置されてしまいました(子要素の OBJECT 要素内容は配置されませんでしたけれど)。あは。

どーなんでしょ。教えてエロイひと。

952 OBJECT って、謎じゃないじゃん

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年02月01日 17時43分

ということで、【 OBJECT 入れ子のサンプル】を書いてみた。

なんだ、謎じゃないじゃん。

953 P 要素の内容はインライン

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年02月02日 03時35分

p要素の中にブロックレベル要素を記述するという発想自体がおかしい。

ああ、そうか。

一見ブロックレベル要素に見えるけれど、P 要素の中に存在しているのであれば、それはインラインレベル要素なんだよ、と。

つまり、文章はシリアルでリニアがフラットなのだと考えれば、全てを P 要素の内容とし、その中にブロックレベル要素と思しきモノが出現していても無視して、それは、単なる強制改行がそこに在るのだと解釈して、ただ淡々と <br> を置き、あえて何らかの要素としてはマークアップしないという方法も有りなんじゃなかろうか。

と、思ったのですが、私は、「 P 要素は最小の節」派なので、ブロックレベル要素が出現したら、その直前で P 要素を閉じるでしょう。

まあ、所詮マーク付けなので、あんまり深くは拘りません。

954 もう少し OBJECT

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年02月02日 14時48分

OBJECT を使用する際の気持ち悪さを払拭する妥当な方法。

どーよ。

955 すげーよ、OBJECT

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年02月02日 20時20分

やったー、OBJECT を使えば、自由な制約の HTML もできるじゃないですかー。夢のようです、とほほ先生。

どーなのよ。

956 やったよ、OBJECT

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年02月03日 02時23分

W3CのValidatorでvalidの判定が出る。pの中にobjectを「かまして」ブロック要素をぶち込む記述の仕方が「仕樣準據」である事は間違ひない訣で、そこで「駄目」と主張する立場があるとしたらそれは「仕樣準據」の立場であるのか何うか。

確かに、立ち位置が不明だなあ。うーん。「仕様準拠である事が間違いない」のなら、私は素直に OBJECT のそういう使い方を認めるべきなんだろうけれど……。

たぶん、私が「推奨されない」と思うのは、Validatorでvalidの判定が出るのは、間違ったコトなんじゃないかと思っているということで、それじゃナニが正しいんだよ、と言われれば、明確な出処を提示できないわけで、なんというか、『時間外取引』を即座に合法とした金融庁の判断は、変なんじゃないのという感触にも似ているというか、とは言えエラーじゃないんだし、HTML4.01 という制約の中で、そういう新しい解釈により運用できるなら、それもアリじゃないかという気はしているんだけど……。

まあ、仕様書の不備なんじゃないかという気がしているのは事実で、

objectがインライン要素としてクラス分けされているのが不適切なのであって、del/ins同様 div > object > ul は可、 p > object > ul は不可。前者の場合、objectはブロック要素として振る舞う。

という意見に賛同したいんだけど。

というか、【p要素の中にobject要素を介してブロック要素を含めることに関する議論 - 徒委記】経由【bubble hour - 2001/12 #1】を読んで、satoshii 氏、スゲーよとか思った。

で、神崎氏の言う通り、「それを禁止する規則はありませんが、矛盾してしまうので注意してください」という使用法なのだということで。なんか、スッキリしませんけど。

ていうか、【Google グループ : fj.net.infosystems.www.authoring】を見ると、97 年から続く話だったわけで、なんだかなぁ。つか、「邪道」という結論では駄目なんだよね?

957 カナかな団の躁鬱システムについて

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年02月03日 20時25分

ということで、OBJECT の話は置いといて。

ところで、全然話しは違うのですが、しょこでいさんところの記事の URL ですが、http://aboutworks.com/shokodei/diary/2005/2005_12_b.html#PrintNo2になっていて、なんとなく去年の記事ぽく見えるんですが……。

と、突っ込まれてしまいました。2006 年 1 月 28 日に書いた記事なのに、URL がまるで去年ぽく見えるわけでして、しかも「カナかな団の躁鬱」正規版にも 2005 年の日記として収録されてるというわけで、一応、朝顔日記にもコメントしといたけれど、諸事情があるんです。

その諸事情について、ご説明いたしましょう。

まず、「カナかな団の躁鬱」システムについて解説しましょう。読みたくなくても、解説しちゃいます。

そもそも、2001 年 7 月 2 日に、この「カナかな団の躁鬱」は始まっているのですが、それは、当時流行していた(と、私が思った) Web 日記を私も書くのだ、野嵜氏やさとみちんのように騒動を起こすのだ(いや、騒動は起こしてませんが……)と思ったのがきっかけです。で、とりあえず掲示板を日記として使えばいい、というか掲示板システムでなきゃ駄目とか思ってた私は、ISP の用意したスペースに、当時最も妥当と思われるマークアップを吐き出す picobbs を設置したわけです。

掲示板システムを流用したのは、テキストエディタでちまちま書いて FTP でアップロードしていたのでは、面倒くさくなって長続きしないだろうと思ったからで、逆にブラウザを起動すれば書き込むことの出来る掲示板システムなら、簡単だから長続きするんじゃないかと。ただ、掲示板システムでは、日記を永いこと続けていけば、容量オーバーとなり、過去の日記は闇に消えていくことになります。そこで、同年 7 月 19 日に、過去ログ置き場を作りました。過去ログは、記事10件ずつをひとつのファイルにまとめたもので、きちんとマークアップされた HTML 文書として「過去ログ置き場」に置くことにしました。この時点で、picobbs を利用している「カナかな団の躁鬱」は、「カナかな団の躁鬱_Preview」となり、日記の下書きという扱いになり、過去ログが「カナかな団の躁鬱」の正規版となったわけです。

扨、「カナかな団の躁鬱_Preview」から正規版と呼ばれる過去ログに移すには、手作業でマークアップの変更等を行う必要がありました。日記を書き溜めたら、切りの好いところで、ブラウザから「カナかな団の躁鬱_Preview」を、適当なファイル名、例えば年月日などをつけて保存し、不必要な部分を削除(当時は書き込みフォームや文頭に不要な口上やら何やら色々あった)し、不足しているマークアップを補い、「カナかな団の躁鬱」の正規版としてアップロードしていたのです。この時に、記事 10 件で 1 ファイルと決めたのは、当時の文章量では、そのくらいが、閲覧するのに多過ぎない量だろうと判断したのと、1 ファイルあたりの記事が少ないと、四六時中、過去ログ送りの手作業が発生して面倒くさいじゃんと判断したためです。

正規版を作るのに、手作業でひとつずつ書いていたのでは疲れるわけで、2001 年 8 月 16 日、正規表現による置換作業を採用しましたが、「 mi 」の検索置換メモリーに登録しただけで、まだまだ道のりは長そうなのでした。

えーと、とりあえず、続くと思うよ。

958 仕様違反も実害がなければ看過しても構はない

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年02月17日 18時06分

カナかな団の躁鬱システムの歴史を書いていたような気がするんだけれど、なんとなく気になったので……。

しかし、ここで考へて欲しいのが、少なくとも、object要素のレンダリング規則を見る限り、object要素の上記のやうな使ひ方をして、果たしてなにがしらの不具合が出るのだらうか? といふより、もし不具合が出たとすれば、それはレンダリングエンジン側に重大な仕様違反がある。レンダリングエンジンは、object要素のレンダリングに失敗した時、中身を正しくレンダリングする責任を負ってゐる。つまり何が言ひたいのかと言へば、仕様違反も実害がなければ看過しても構はないのではないか? といふ点である。

実際の話、例へばCSSなどで、有名な「技」と称して堂々とブラウザ別のハック(振り分け)を行ってゐる。しかし、これはブラウザの不具合に依存し、仕様書違反を含んでゐるケースも多々ある(単純にセレクタだけで振り分けしてゐる例もある)。或いは、IEに対してMIMETYPEをapplication/xhtml+xmlとせずにtext/htmlとしてXHTML1.1の文章を送信してゐるといった「技」も広く用ゐられてゐる(XHTML1.1ファイルをtext/htmlとして送るのは仕様違反)が、これらの技は一般に「やむを得ない措置」といふ風に解釈されてゐる。だが、必ずしも間違った考へ方といふわけでもないだらう。必要に応じて適宜現実と妥協するのは合理的な考へである。

そうかもしれないと思ったけど、どーなのよ。

959 ブロックとかインラインとか

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年02月18日 02時55分

たぶん、捉え方が違うのかもしんない。というか、私は、もっと浅いレヴェルの話をしてるんだと思うから気にしないでください。

ブロック・インラインの観念に縛られる理由はどこにあるのか、これを機会に教えていただきたいところではあります。

なんつーかさ、観念に縛られてるとかじゃなくて、「P 要素の内容には、ブロックレヴェルとしてマーク付けしないでね」っていうのは、「8mm のボルトに 10mm のナットは使えませんよ」ってな感じだと思うのよ。

ブロックだのインラインだのってのは、どーでもよくて、ボルトに合ったナットで締めたいなっていうだけのこと。

上手く言えないんだけど、P 要素の内容にはブロックレヴェルのマーク付けが出来ませんよ、ということ自体に対しては、理不尽かもね、と思うわけだけど、そういう決まりなら仕方ないじゃんと。それだけ。

寸法の違うボルト・ナットでも締めつけられたら、最高だけれど、現状ではそういう決まりなんだから、決まりに従っておこうじゃんって感じかなぁ。<!-- あんまり上手い喩えじゃないね。 -->

えーと、なんだ、つまり、仕様そのものの思想とか理念がどうこうというレヴェルじゃなくて、そういう仕様みたいだから、違反しないように妥協しとけってなトコロかな。

というか、ホントはチタンを使いたいんだけど、予算が無いからステンレスにしとけみたいな。で、予算が少ないことに対しては、どうこうしようという気持ちは無いよというのに似てるかな。ほんでもって、予算が無いけど、どーにかしたいってぇんで、得体のしれないアルミ材を持ち出すくらいなら、黙ってステンレス使ってる方がベターだろと。で、予算の件は、担当者に任しときゃイイじゃんって考えているわけですよ、私は、つまるところ。

ブロック・インラインの観念なんて高尚なモノに縛られているわけじゃなくて、仕様に単純に縛られてるってことだろね、たぶん。<!-- そういう意味じゃ、DTD 的にはエラーじゃないってのは、悩ましいけどなぁ。 -->

960 KTM JAPAN を巡るあれこれ

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2006年03月09日 14時09分

2ch バイク板に【KTMに乗ってるが実は不安が隠せないユーザーの数→】というスレが立っている。【KTMジャパン株式会社】が販売店をいくつか(かなり大量という意見も有るけど)切り捨てたことに対する、まあゴミためのような意見が集まっているわけだけど、個人的には、別に不安も無いし困ってもいない。で、この 2ch スレの方は、よく分からない不満や批判が渦巻いちゃっているわけだけれど、匿名掲示板だし、その上、隔離スレだろうから、スレそのものに対する意見は無い。

たぶん、KTM 側の事情もあるだろうし、降りた販売店側の事情もあるだろう。KTM 側の提示した契約条件とかと折合いをつけられず、契約更新に至らなかっただけ、と言えばそれまでだし。

そもそも KTM は、非常に趣味性の高いバイクだ。免許取りました、それでは早速 KTM を買いましょう、とは行かないメーカーである。最近はモタードと呼ばれる、オフロードモデルをベースにオンロード寄りに仕上げたモデルや、その派生モデルから純粋なオンロードモデルまで存在しているけれど、オフロードという現在の日本では市場の小さいジャンルの老舗である。というか、オフロードモデルのブランドと言うべきかもしれない。ということは、日本だけでなく、世界的に見ても縮小傾向にあるオフロードモデルが主戦力なわけだ。当然 KTM としても、縮小していく市場に依存する体制を脱却し、軸足をオンロード側に持っていきたいと考えているのかもしれない。

KTM は、オフロード界では、長年に渡りしっかりとしたブランドを確立している。故に、今までのような販売体制(販売店の選択等諸々)でも、売上を確保できた。しかし、既に国内 4 メーカーは撤退(少なくとも今の国内向けラインナップを見る限り、やる気は感じられないよね)に近いジャンルであり、規模も小さくなり、なおかつ縮小していくと思われる(環境問題とかね)市場である。将来を踏まえて、オンロードモデルに主力を移していきたいと思っても不思議ではない。そして、そうするならば、オンロードのジャンルでもブランドを確立していこうと考えるはずだ。そうなると、旧態依然とした販売体制では無理が有ると KTM JAPAN は判断したのではないか。よって、望んだ事態なのかどうかは別として、冒頭のような販売店の減少につながってしまったのではないかと思われる。

さて、その KTM のオンロードモデル、或いはその近似モデルだけれど、【990 SUPERDUKE】を筆頭に、【950 SUPERMOTO】や【640 LC4 SUPERMOTO】、【625 SMC】がラインナップされている。

990 SUPERDUKE は、ともかくとしても、950 SUPERMOTO や 640 、625 は、おせじにもホイホイと売れるようなバイク(初心者が欲しがるようなバイク、大向こうにウケるようなバイク)ではない。そして、その客層は、今までつき従ってきたユーザー、オフロードライダー達とも一線を画すように思われる。今後、新参者である KTM がオンロードというジャンルで成功していくためには、新しい客層の開拓が重要になっていくだろう。それには、KTM のオンロード界でのブランド、それも、強烈なブランドの確立がカギになると考えられる。しかも、早急に行われなければならない。

一番好いのは、新規に KTM のオンロードモデルのみを販売する店舗を作っていくことだろう。つまり、ブランドを分けてしまうのである。直営店なんてのも、好手かもしれない。が、それには資金面での問題が発生するし、既に実績が有ればともかく、(オンロードにおいては)新参者のメーカーを、専門に取扱う新規の販売店を確保するのは、なかなか困難である。まともな販売店にとって、そんなリスキーなことはしたくないだろうから。

ところで、外国車のメーカーとしては、ブランドをきっちり確立し(まあ、既に世界的に有名だったわけだけど)、客層を絞り、更にブランドを強固なものにしている、KTM にとっては、見習うべき販売体制を敷いているメーカーが有る。何処とは言わないが、そのビジネスモデルを、現行の販売店に対し当て嵌めていくのが、現状最良の妥協点と KTM JAPAN は考えたのかもしれない。が、笛吹けど踊らずだった、というのが件の販売店減少だったのではないかと思う。

KTM JAPAN の中の人も大変なんだよ、ということで。まあ、勝手な妄想だし、実際のところは分からないけれど。

いずれにせよ、極端に不安になる要素が有るとは思われず、バイクの素性としては最高の部類なわけで、欲しいと思ったら買いだよと、つけくわえておこう。


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