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KAWASAKI KLR-250R

KAWASAKI KLR-250R

これは、俺のバイクぢゃないですな。

未だに(2001年になっても!)カワサキのバイクは買ったことがないんだ。これは、お友達のバイクだ。当時、オンロードのバイクを1台とDT-200Rを所有してたのだが、DTはエンデューロレース仕様になってたので、ツーリングに行くので、借用したものだ。このKLRというバイク。エンジンがすごい。水冷単気筒4ストローク250CCで、さらにDOHCという、おちょうしもん。とにかく、回る。回る。変身ベルト。下はスカスカなんだが、ある一線を越すとばひぃ〜んと来る。おちゃめな足回りと、そのエンジン性格で、ちょ〜っと林道は、おもしろくない。一般道専用って感じだった(今のKAWASAKIはすごいけど)。

ヘルメット……ショウエイVJ-1ですね。Scottのゴーグルにフェイスマスク。JTのブーツだなぁ。変な色のジャンパーは、YAMAHA製で、たしかもらいもの。この写真は、八溝山へ行ったときだ。なんたって借り物なんで、ぎごちないなあ。

ところで、2 ちゃんねるの某スレで語られていたのだが、4 サイクルエンデューロ系のマシンは、YAMAHA WR-F(というか 4 サイクルモトクロッサーかな)の登場まで、HONDA XR(XLR)がスタンダードだったわけで、もちろん XR 自身は良く出来ているんだけど、その XR スタイルというものは、4 サイクルエンデューロマシンの方向性を、逆に長いこと見失わせていたとも言えないかと。

例えばこの KLR のエンジンフィーリング、当時スタンダードの XR(XLR) と比べれば、「おちょうしもん」てなことになり OFF には不向きと考えられます。私もそう思っていたので、上記のような表現をしているわけですが、KLR と現行(2003 年)の YAMAHA WR250F 等を比べれば、方向性は同じということに気がつきます。

つまり、当時スタンダードの XR(XLR) と違うために、間違ったエンジン特性だと思い込まされていたわけで、XR スタイルをスタンダードと考えていた風潮の功罪は、改めて考えねばならないという気がするのです。しかし、その XR スタイルを否定し、その後の 4 サイクルエンデューロマシンへ続く道を生み出す KLR を作った KAWASAKI というメーカは、賞賛に値するものなんですねえ。(もっとも、この KLR ではエンジン特性に将来があっただけで、XR スタイルではない 4 サイクルエンデューロマシンが誕生するためには、車体や足廻り、素材などの進化を待つ必要があったわけですが。)

【2003-06-18T14:39:46+09:00 追記】

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