やっぱり2サイクルでしょ〜。「う゛ぃ〜んっ」と走って、気持ちいいのは。この後方排気のTZRは特別速かったわけでもないが、そのかたちが気に入ってます。シート下のぼこっとした膨らみ、シートカウル後方からにょろっと出るサイレンサーなど、ぜったいカッコい〜。なんたって、そのリヤタイヤ廻りにチャンバーが無く、すっきりとしているところが、大好きです。
あのRZが鉄のフレームだったのに、このTZRときたら、アルミですよ、アルミニウム。なんと時代の流れの早いことでしょう。しかも、RZ350と同じ45馬力(だったと思う)だっていうんだから驚きです。
最高速はリミッタがついてて、180km/hでおしまい。ライディングポジションは、とっても戦闘的で、気合いが抜けてくると、疲れます。このテのマシンは背筋で乗り回すことになるので、直線道路を長時間乗り続けるのは、ちと苦しいです。高回転域で、少々硬めの振動が発生するので、高速での移動時には、ハンドルやステップに振動が常時集中し、手がしびれてきたりするけれど、このカウリングのおかげで最高速付近での巡航も可能です。(というより、巡航スピードが勝手に高くなってしまう……(^.^)
弱点は、バッテリー。え〜と、バッテリーそのものは問題ないんですが、放電してしまうと、YPVSが作動しなくなり、エンジン性格が極端になってしまいます。逆に言えば、低中速域の特性はYPVSに助けられ、非常に扱いやすいものになっていたんですね。近所に走る場所があって、元気があったら、またほしいバイクです。
写真は栃木市の球場の駐車場で、後のゴロワーズカラーのバイクはFZR400です。この色、かっこよかったですよね。TZRのウィンドウスクリーンは、純正のものではありません。