旧型PowerMacはポリタンを超えられるのか?
ほんとに、SCSI、シリアルがついている中古Macは優秀なのか?
単純に趣味の世界と化している打倒ポリタン計画のお時間がやってまいりました。前回、7500/100はG3/300カードをとりつけたものの、ディスク性能が離されすぎて、ポリタンには遠く及びませんでした。
やっと待望のIBM DDRS34560を入手。めざせ770というわけで、114ポイントの差を縮めんがために、再度チャレンジです。ところで、前回のポリタンG3/300に不正行為が発覚しました。ディスクキャッシュが2048kになっていたのです。そこで、今回は7500もキャッシュ2048kとしています。使用したのは、ノートン先生のSystem Info、モニターは解像度1024×768、256色、ディスクキャッシュ2048kです。
まずは、FPUからです。7500/G3-300/純正128は前回仕様の純正HDDキャッシュ128kの結果です。黄色くなってる7500/G3-300/IBM2048が今回の仕様です。比較のために標準仕様のPM7600/200も入れてみました。ま、同じG3ですからFPUの結果に大差はありませんでした。
CPU評価では、バックサイドキャッシュの違いからか、ポリタンをちょびっと上回ってます。しかし、こうして7600/200の604e/200と比べるとけっこ〜違うハズなのに、体感上はあまり感じないのはなぜなんでしょ〜かねぇ。
ビデオです。ま、と〜ぜんATI128にはかないません。ポリタン圧勝ですね。ちなみに7500/G3-300は、VRAM4MB搭載しています。
さあ、問題のディスク性能です。待望のIBMに換裝、キャッシュ2048kとし、前回よりは大きく伸びたものの、以前ポリタンの半分……。ウルトラATAってすごい。というよりSCSI-2ではこんなもんでしょうか。
んで、総合評価です。な、なんと、ポリタンと4ポイント差。も〜少しっつ〜トコです。打倒ポリタンとまでは行きませんでしたが、背中をとらえることはできました。条件を整えて、何度かテストを繰り返せば、おそらくポリタンを超える結果も出てくると思います。
数値上では、標準PM7600/200より7500/G3-300のほうが、CPU性能等はるかに上回っていますが、HDDを換裝する前では、速度の違いを感じることはありませんでした。たしかに旧PowerMacにG3カード装着すると、PhotoShopのフィルタや、Illustratorのブレンドツールなど若干速くなったように感じる場合もありましたが、劇的な変化は感じられませんでした。むしろ、今回、こうして中古Macを組み立てて感じたのは、体感上の速度向上も、一番の要因はディスクだろうということです。バススピードやクロック云々よりHDDの速度の方が結果的にわかりやすかったです。実際、起動ディスクを純正HDD指定している、事務所のメインマシン7600/G3-300より、こっちの中古7500/G3-300のほうが、起動時アイコンパレードもすごく速いのですから。604e/200クラスのCPUなら、意外にG3カード装着よりもUW-SCSIカードとHDD交換のほうが、安くて効果的かもしれないですね。